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汽車はまだ出発したばかり
映画レビュー200本を超えました♪ 月に約8本がDMMレンタルで、 残りは近所のDVDレンタル屋さんで借りてます。
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2024-04-20 [Sat]
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2007-11-09 [Fri]
貸出開始日: 2002/02/21
製作年: 1989年 
製作国: イタリア/フランス  
収録時間: 175分 

出演者: フィリップ・ノワレ ジャック・ペラン アニェーゼ・ナーノ アントネラ・アッティーリ イサ・ダニエリ エンツォ・カナヴァレ サルヴァトーレ・カシオ タノ・チマローサ ニコラ・ディ・ピント プペラ・マッジオ マルコ・レオナルディ レオ・グロッタ レオポルド・トリエステ 
監督: ジュゼッペ・トルナトーレ  

シチリアの小さな村にある映画館パラダイス座。そこで青春時代を過ごした映画監督サルヴァトーレが、当時、慕っていた映写技師アルフレードの訃報を聞き、故郷に帰ってくる。そして、少年時代、青年時代の思い出に浸っていたサルヴァトーレが受け取ったアルフレードの形見には、映画への愛とアルフレードの想いがぎっしり詰まっていた。


<自分のすることを愛せ。子供の頃、映写室を愛したようにそれを愛せ>

なんでもないシーンなのに、突然胸が熱くなったりするのです。あったかい優しさに胸がぽわーっと、なるのです。
愛情っていうのは親子や恋人だけのものではなくて「町のおじさんとそこいらの子供」でもじゅうぶん成り立つのですよね。
子供を育てるのは親だけじゃない。
私も、誰かにとってのアルフレードに成り得るだろうか?
私もかつて、誰かにとってのトトであっただろうか?そんな風に思いました。


映写技師の仕事というのは休みがなく、いつも映写室で孤独にフィルムを回す。
映画を通してなら世界中を見ることができても、自分の目で世界を見ることができなかったアルフレード。
だからこそトト(サルヴァトーレ)には自分の目で世界を見て欲しい。自分の可能性を、能力を発揮して欲しい。広い世界で成功して欲しいと願ったのでしょう。

トトが旅立つときに、”なんの変化もないこの町も2年で帰ってしまっては何もかもが変わったように思えるだろう。しかし長い間を経てから帰ってくれば、この町は変わらぬ姿で迎えてくれる”というようなコトバで諭す。
ときには厳しく思えるアルフレードの愛情も、長いときを経てはじめてその真価がわかるのかもしれない。

インスタントな愛情もイイけど、こうやって熟成されてく愛情って、長く長く続くものなのかもしれないなぁ。
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引越しのおしらせ
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