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汽車はまだ出発したばかり
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2024-03-19 [Tue]
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2007-05-04 [Fri]


レンタル開始日: 2004/12/23
製作年: 2004年
製作国: アメリカ
収録時間: 127分
出演者: ジム・カヴィーゼル モニカ・ベルッチ マヤ・モルゲンステルン ロザリンダ・チェレンターノ

監督: メル・ギブソン





紀元一世紀のエルサレム。「最後の晩餐」のあと、ユダの裏切りによって捕らえられたイエスは、執拗に続く鞭打ちの後、十字架を背負わされゴルゴタの丘で十字架に掛けられる。


あまりにも凄惨な拷問シーンに心臓が止まってしまった女性がいるという、映画パッション。
メル・ギブソンが監督として12年という歳月をかけた作品で、セリフもすべて当時の言語(アラム語、ラテン語)が使われています。

あそこまで酷いムチ打ちが果たして本当にあったのだろうかと聖書を開いてみたけれど「杭につけられた」とか「葦でアタマを叩かれた」とかいう表現しか見つかりませんでした。
でも想像力を働かせれば・・・信じたくないけど真実なのかもしれない。
普通のムチでは飽き足らず、いくつもの鉤がついたムチで体をえぐるように鞭打つ。
自分の行為に夢中になり、誇らしげに声をあげる処刑者たち・・・
背中がグチャグチャになると今度は仰向けにして腹部を・・・
ゴルゴダの丘を上がり、十字架に手のひらと足首に釘を打たれるシーン・・・

手のひらにクギが刺さっている場面は絵で見たことがあるけれど、それがどんなに苦痛か考えもしなった自分が恥ずかしい。

人の痛みって想像することも難いけど、それをなかったものとして忘れてしまうニンゲンって、イヤな生き物だなぁ。
人のことを他人事としか見ていない自分と、人間の罪を一身に受けて苦痛に顔をゆがめるイエスを比べてしまいました。


マリアが聖母化されたり、天使がラッパを吹いてでてくるようなシーンがないのがよかった。
イエスが痛いのはもちろんだけれど、母親マリアの抑えた悲しみがほんとうに切ない。
あんな風に子供を亡くす母親の気持ち・・・(3日後にイエスは復活するのだけれど)

宗教的にはいろいろ問題があるのは当然だと思うし、私も全てがわかるわけじゃない。
だけど「イエスはこんなに痛かったんだぞ!」っていうのは十分に伝わりました。
それを受けて自分がどうすればいいのか?はまだわからないけれど。
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