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汽車はまだ出発したばかり
映画レビュー200本を超えました♪ 月に約8本がDMMレンタルで、 残りは近所のDVDレンタル屋さんで借りてます。
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2024-03-19 [Tue]
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2007-04-26 [Thu]


レンタル開始日: 2005/03/11
製作年: 2004年
製作国: 日本
収録時間: 141分
出演者: 柳楽優弥 北浦愛 木村飛影 清水萌々子 韓英恵 加瀬亮 寺島進 平泉成 YOU

監督: 是枝裕和





都内の2DKアパートで大好きな母親と幸せに暮らす4人の兄妹。しかし、彼らの父親はみな別々で、学校にも通ったことがなく、3人の妹弟の存在は大家にも知らされていなかった。ある日、母親はわずかな現金と短いメモを残し、兄に妹弟の世話を託して家を出る。この日から、誰にも知られることのない4人の子供たちだけの「漂流生活」が始まる…。


実話が基になっていると聞いたけれど、調べてみると子供たちが置き去りにされたのは長男14歳、長女7歳、次女3歳、三女2歳。
映画の中では弟妹たちはもっと大きくて、一番下の子で5歳だった。

映画の中の子供たちはとても聞き訳がよく、お母さんに会いたいといって大声で泣いたりお腹が空いたといってグズッたりもしない。
兄弟寄り添って、支えあった生きてた。
だけど実際にはオムツも取れていない幼い子を、いったいどうやって14歳の少年が面倒をみることができただろう。

現実はもっともっと悲惨だったはずだ。


私は親による虐待で病院に運ばれてきた3歳の女の子を、見たことがある。
見た、とはいっても病室の窓からチラッと覗くしか出来なかったけど、頭蓋骨骨折の女の子は呼吸器をつけられ身動き一つしないまま、ある日病室から消えた。あのときの憤り。。。

暴力による虐待とネグレクト、どちらも絶対に許すつもりはないけれど、暴力的虐待というのは多くの場合、罪悪感が伴うと思う。
でもこの母親は違う。
罪悪感なんてカケラほどしかないんだ。
「ちゃんと明に面倒を頼んだのに。お金も送ったのに。どうしてこうなっちゃうの?あんたがたが悪いのよ?」とあっけらかんと言いそうなキガスル。

でもこんなに子供をホッポラかして平気な母親だけど、子供たちといるときはいいお母さんなんだよねー
ほんと、ニンゲンて悲しい。
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