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2007-10-22 [Mon]
2007-07-13 [Fri]
頭のうちどころが悪かった熊の話
お久しぶりな、本の感想です。
最近は本をたくさん買っているんですけど、どういうわけか5分と持たずに眠りの世界へ・・・
でもこれはもったいないくらいゴクゴク(?)読めました。眼科の待合室で。
小泉今日子さんが新聞かな?で書評をされていて、気になってはいたけれど、パラパラとめくってすぐにレジへ持って行きました。
開いた瞬間にワクワクしちゃったんですもの。
子供に読んで聞かせよう、学校の先生にも薦めよう、友達にも。
そうだ!この本を持って、小学校の朗読ボランティアに行ってもいいぞ!
パラパラめくっただけで、こんなにいろんな思いが去来したのははじめてです。
もう、一行目からグイッと引き込まれますよ^^
今日は子供たちの枕元で「いただきます」を読み聞かせました。
かわいらしい本だけど、子供には難しいかな?と思ったけれどちゃんと内容は理解しているようす。
読み終わったあと、子供たちは旅人のまねをして耳に手を押し当て、「ドッ、ドッ、ドッ」という自分の中の命の行進を聞きながら眠りに入りました。
明日はどのお話を読もうかなー。
2007-05-21 [Mon]
久しぶりに本の感想(&近況報告)です
「おっぱいの詩 21歳の私が、どうして乳がんに?」
おばが乳がんになり、母から「お前みたいな貧乳でも乳がんにはなるんだから!自分でコマメに触診しなさい!」とうるさくいわれて、自己触診をしてみたのが4月の始め。
そして驚くことに、私は左胸にしこりを発見したのです。
視診触診、マンモグラフィー、超音波検査を経て、まさに今日、良性の「乳腺症or乳腺繊維症」であるという結果がでました。幸いなことに私は癌ではなかったのです。
しこりをみつけてから結果が出るまでの間、私はいろいろなブログやHPを読ませていただいたり、身近な乳がん経験者に話を聞いたりしました。
そして友人のひとりに薦められて読んだのがこの「おっぱいの詩」です。
この本には私が知りたかった情報が書かれていました。
しこりの発見から検査、治療のこと・・・・。
21歳という若い感性からかもしれないけれど、飾り気なく心境がつづられていて、読み進むにつれ私の不安も落ち着いてきたのでした。
「万が一、そうだとしても、大丈夫、私もがんばれる」そう思えるようになりました。
この作品は「ココロの星〜ポーラスターを抱きしめて」というタイトルで映画化され、2007年秋に公開予定。
主演は平山あやさん。原作にはない役どころですが喫茶店のマスターとして安田顕さんが出演しています。
乳がんは年々患者数が増えアメリカでは8人に1人、日本では30人に1人が乳がんを患っているそうです。
作者の大原まゆさんのように21歳の若さで罹る人もいれば、男性の患者さんもいる。
乳がんは誰にでも起こりうる病気なのです。
乳腺外科の待合室では、偶然一緒になった患者さんに貴重な話を聞かせていただき、身をもった体験から早期発見がどんなに大切かを教えていただきました。
早期発見にはマンモグラフィーを始めとする検診が有効です。
今回は私はセーフだったけれど、月に一度は自己触診をし、市で行われる乳がん検診も忘れずに受けようと思います。
たくさんの検索先を読ませていただいて、ピンクリボン運動というものを知りました。
アメリカで始まって日本でも広まっている乳がんの早期発見を促す啓蒙運動です。
私も早速「NPO法人 J.POSH2 日本乳がんピンクリボン運動」の事務局に連絡してピンバッヂを購入しました。
お気に入りのバックにピンバッヂをつけて、啓蒙活動開始です!
乳がんの検査は怖くありません。気付かずに放置したほうがよっぽど怖いですよね。
さぁ、腰を上げて!いますぐ行動!ピッピッピーーーーーーーッ!
最後ですが、心配してくださった友人のみなさんありがとうございました。
乳がん検診・・・・行ってくださいね!なんでも相談に乗りますよっ!
(→のアマゾンの欄が「おっぱい」で埋め尽くされてるぅぅhh)
2007-01-19 [Fri]
サイトの更新が滞ってしまいました。
手術を受けて一ヶ月入院していた8歳の息子に、私も付き添って泊っていたからなんです。
幸い回復も早くて、点滴はしているものの元気イッパイでしたので、ワタシは本を読んだり編み物をしたり、持ち込んだDVDを見て過ごしました。
大変ではあったけれど、考えようによっては、家事も放免されてのんびりとした毎日でした。
そんななか、病院の売店でみつけたこの本
重松清さんの本は「小さき者へ」とともに華恵さんの本を読むわたし―My Book Report
の中で触れられていて読んでみたかったのです。
卒業をテーマに数編が納められていますが「相手を赦すことで自分自信を赦して、一歩を踏み出す」というメッセージを感じました。
肉親との別れに際して、身近な人のそれぞれの思いの整理。
読んだ場所が病室で、知り合った患者さんの中には深刻な病を抱えている方もいました。
亡くなった方もいます。虐待で運ばれた赤ちゃんもいました。
痴呆があるのか夜の廊下をさまようおばあちゃん、寄り添うように歩くおじいちゃん。お見舞いにくる母親を優しくいたわる中学生。
家族ってケンカしたりつい言いすぎたり、誤解して憎んだりすることもあるけど、病気になったときやここ一番ってときに自分のこと以上に親身になってくれるのはやはり家族なんですよね。
「どあぁぁーっ」と泣いた後には「親子っていいなぁ」ってしみじみ思えます。
2006-10-31 [Tue]
ヘルマン・ヘッセのシッダールタを読みました。
シッダールタとはお釈迦様の名前なのだけど、このシッダールタがお釈迦様と同一人物であるかどうかはわかりません。
生まれてすぐ東西南北に七歩歩き、右手で天を指し、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言ったなんてエピソードはどこにも書かれていませんでしたから。
そんな生まれつきの神様みたいな人ではなくて、世俗のことで悩み失敗もし、遊女の元に通えば博打も打つ、ときにはダメダメなパパだったりもするのです。
そんな経験のひとつひとつ、人との出会いのひとつひとつが彼の心の財産となり、やがて川の流れを師としたときに悟りを得ます。
悟りは人から聞いて得るものではない、知識は学べるけれど知恵は伝えることができない。とシッダールタは言います。
本はココロの栄養だと聞いたことがありますが、この本は、求める人にとってはまさに「ココロの栄養の詰め合わせじゃ〜〜〜〜っっ」てところかな。
小さなことで悩んだり、理由もなく落ち込んだり、不用意な言動で人を傷つけたり、自己嫌悪でいっぱいになることも多いけど、すべてをありのままに受け入れられたとき、きっと見える世界がかわるんだろうなとアタリマエのように素直に思わせてくれました。
そう思わせるエピソードがたくさんありますよ。
ちなみに最近では「悟り」は女装した自分の姿の首から下をWEBで公開することをいうんですって@@
顔までだしちゃうのは「天竺」というのだそうですよ。
ありのままを受け入れ、露呈するという意味では同じなのかも知れないですね。
<追記>今日、「川の声を聞き」にでかけました。
2006-09-21 [Thu]
酒気帯び車椅子
車椅子に乗った商社マンが暴力団事務所に乗り込むお話。
荒唐無稽で勧善懲悪、痛快な復讐劇ではあるものの、車椅子に乗る経緯が壮絶で、詳細な描写に何度もため息をついてしまった。
でもそれによって、私にも復讐の火が燃え移り、一気に読んでしまいました。
らもさんは映画にするなら主役をどうですか?と竹中直人さんに持ちかけていたそうですので、イメージしながら読みました。
2006-09-17 [Sun]
中島らも
あの日から、らもさんの本を読むたびにやりきれない思いに苦しんでいたのだけれど、この本を読んだら私の間違いに気づきました。
いまさらながら新鮮なエッセイや対談を読み進むうちに、ほっこり優しいものに包まれている幸福感がありました。
もちろんらもさんが亡くなったことは未だにショックだけど、対談のなかで「階段から転げ落ちて死ぬという、とんまな死に方がいい」と、らもさんが前から言っていたことが書かれていたのは、救いでした。
最後の小説で文字通りの絶筆となった『ロカ』の中ではいつでも未来の、68歳のらもさんに会うことができます
素敵で優しい、ファンへの贈りものです
これからはニコニコ笑ってらもさんの本をよむぞー!
2006-03-08 [Wed]
帰ってきて5分もしないうちに
「メガネがないメガネがない」と騒ぎ出すオット。
それがカギだったりケイタイだったりいろいろだけど、彼はいつも捜し物をしている。
息子もよくモノをおき忘れ、たとえ目の前にあって目に入らない。
私が「そこだよそこ、後ろだよーテレビの前だよー」と教えてもなかなか探し物にたどり着かず、見かねた娘が手渡す始末。
うちのオトコたちは捜し物が苦手らしい。
オットの捜し物が始まってもいつもは「なにやってんの??」くらいであまり関わらないのだけれど、この本を読んでからは嬉々として手伝うようになってしまった。
「しょうがないなぁ〜もぉw男らしいんだからぁ」って具合なのだ。
オトコと女では脳簗の太さが違うのだ。
イホコ先生は男女の脳の違いをわかりやすく教えてくれる
例えばこれは息子が小さいときに書いた絵
親ばかと言われそうですが、大胆な構図や遠近感がわかります
それに比べると娘の絵は、地面に人(自分やお姫様)が棒立ちになっていて、周りにお花が咲いてチョウチョが飛び、お日様が笑っているという平面的な絵です。(私も小さいころ同じ絵を描いていました)
これも男性脳、女性脳の成せる業。
イホコ先生は男女の脳の違いとそれによって翻弄される男女の関係を解き明かしてくれる。
恋人じゃなくても、親子や上司あらゆる異性に優しいまなざしで接することができるようになりそうだ
そして健全な女性脳を持った自分自身も(周囲の女性も)かわいくていとおしくなるに違いないのだ。
妻として母として、女性として、イホコさんは私の憧れのヒーローモデルです。
2006-02-20 [Mon]
生きてるだけで100点満点
発売日: 2005/12
著者: 鈴木せい子
多くのいのちの誕生を見守ってきた助産師が伝える、いのちの現場からのメッセージ集。生きるすばらしさを伝えるために、学校やいろいろなところに出向きはじめて15年目の著者が、それらの講座で話してきたことを紹介する。
公演の終わりに、講師の鈴木せい子さんはいいました
「今日は子宮を持ってきました。お子さんはもう一度お母さんのお腹に戻りましょう。お母さんはもう一度わが子を産んだ時の喜びを思い出しましょう」
運び込まれたその「子宮」は柔らかい布でできている、巨大なマッチのような、巨大なイチヂク浣腸のような形をしていました。
マッチの頭の部分はファスナーで入れるようにできていて、中は柔らかい綿で包まれています、子宮です。
そこから繋がったマッチの軸はトンネルになっていて、産道を現していました。
子供は「生まれるよ!」と合図してからファスナー部分から子宮にもぐりこみ、たくさんの声援の中を、産道を這って出てきます。
出口では母親が待ち構えていて、子供を強く抱きしめながら「生まれてきてくれてありがとう」というのです。
子宮は胎児にとって、丸ごと守られていると感じることのできる安心感のある場所なのだそうです。
生まれでた子は、どうやっても子宮に戻ることはできないけれど、母親はいつでも「あなたを丸ごと守ってあげるよ」という気持ちを、コトバでも態度でも子供にしっかりわかるように伝えていくことが大切なのだと教わりました。
私はよく子供を抱きしめて
「うぅ〜〜ん、ママの大事、ママの宝、ちゅっちゅっちゅぅ」ってやるけれど、もっと大きくなったら違う方法での愛情表現が必要になってくるのだろうなぁ。
ちょっと気まぐれで抱きしめてるのも否めないところだし・・・
「生まれてきてくれてありがとう」誰かに一度でも正面からこういわれたら、きっと心があったかくなるだろう。
そしてそういってあげることは、思うよりずっと簡単なことなのかもしれません。
2006-02-16 [Thu]
ライオンと魔女
発売日: 2000/06
著者: C.S.ルイス
地方の古い屋敷にやってきた4人きょうだいが、ある日大きな衣裳だんすに入ると、そこは雪の降りつもる別世界、ナルニア国だった。ナルニア国ものがたりシリーズ第1作。1985年刊の新版。〈ソフトカバー〉
姪っ子の誕生日にプレゼントした「ライオンと魔女」を借りてきて読みました
子供のころに読んだつもりだったのに、新鮮でワクワクして、果たして本当に読むのは2度目なのかと自分自身を疑いましたmm
白い魔女が出した魔法のプリンをめぐっるエドモンドとのやりとり
「もしそちが・・・・(中略)プリンをもっとつかわそう。いまはだめじゃ」というセリフで、白い魔女がおじゃる丸に見えたのは失礼だったでしょうか(・_・;)
魔女に気付かれたら魔法の杖で石にされていたことでしょう。
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