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汽車はまだ出発したばかり
映画レビュー200本を超えました♪ 月に約8本がDMMレンタルで、 残りは近所のDVDレンタル屋さんで借りてます。
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2024-04-19 [Fri]
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2007-09-08 [Sat]




レンタル開始日: 2004/07/23
製作年: 2003年
製作国: デンマーク
収録時間: 177分
出演者: ニコール・キッドマン ポール・ベタニー クロエ・セヴィニー
監督: ラース・フォン・トリアー





ある夜、謎の女グレースがギャングに追われ村(ドッグヴィル)に逃げ込み、滞在することになった。しかしある出来事をきっかけに村人達の善意はエゴと欲望に変貌していく。


まず舞台の設定にびっくり。
リノリウムの床に、白線を引いたような町の書き方。体育館のバスケのコートみたいに家の壁や道路が平面的に薄っぺらく描かれている。
俯瞰していたカメラが下にググッと落ちてくると、そこに暮らす人々が見えてくるのだけど、線だけの壁なので家の中は丸見え。もちろん「見えてない」コトにはなっているのだけれど。
犬なんか死亡事件の跡みたいに、ふにゃっと線で囲まれているだけ。なのに鳴き声はする。


奥が深そうだけど、私なりに感想を。
最初は極めて、退屈。でも最初だけ我慢すればどんどん引き込まれていきます。
村に匿うことの対価に、グレースは村人の仕事を手伝うことになるのだけれど、グレースの賞金つきの手配書が町に貼られ、銀行強盗の一味だと噂が立つと同時に、住民たちの欲望はエスカレートしていきます。
鎖につながれ恋人に裏切られ、見方など1人も居ない中で、人権無視の犬のような扱いが人間の身勝手さをとどまることなく描き出していきます。

空気の滞った苦しいほどの閉塞感の中で、人間ギライになれる一枚です。
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引越しのおしらせ
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