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汽車はまだ出発したばかり
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2024-03-28 [Thu]
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2007-05-13 [Sun]


レンタル開始日: 2007/02/21
製作年: 2002年
製作国: 日本
収録時間: 117分
出演者: 藤原竜也 小島聖 今井朋彦 小市慎太郎

監督: 加藤高






象のような巨大な頭をもち想像を絶する畸形で全身が変形したメリックはサーカスの見世物になっていたが、医師トリーブスにより研究対象として病院に引き取られる。人間らしい環境に置かれたメリックは、次第に豊かな感受性を見せ、周囲の人間をひきつけはじめる。多くの文化人、著名人と親交を深め、誰もが、異様な外見の下に隠された彼の美しい人間性に触れ、共感を覚えるのだった…。


まず、ウィキペディアに本物のエレファント・マン「ジョゼフ・ケアリー・メリック」さんの写真が掲載されています→ジョゼフ・メリック

この容姿を藤原竜也が!?と思ったけれど、エレファント・マンの内面の美しさを表現していると思えば問題なし。それどころか喋り方やカラダの歪め方、つまりは彼の演技によってだんだんと本物のエレファントマンのように見えてきて、違和感なくひきつけられてしまった。

見世物小屋で酷い扱いを受けていたメリックは、クリーブス医師によって病院に引き取られ、新たな暮らしが始まる。
一見、ニンゲンらしい暮らしができるようには見えるのだけど、やっぱり彼は「研究材料」としての暮らししか与えられていないのが悲しい。
寄ってくる華やかな人たちも彼を利用しようとしたり、偽善で仲良くする人ばかり。
そんななか、ある女優と知り合うのだけれど、彼女は彼の唯一美しい左手と握手をするのではなく、醜く膨れた右手に握手の手を差し出すシーンが印象的。

彼に近づく人たちは、自分から握手をして彼に触れようとは思わなかっただろうし、したとしても間違いなく左手を出していたはず。


決して幸せな人生ではなかったと思うけど、彼の内面を見てくれる人と出会えたことだけで、彼は満足だったのかもしれない。
最期はそんなことを思って、眠ったのではないかなぁ。
(・・・・いつもながら稚拙な感想ではずかしい;;)
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