忍者ブログ
汽車はまだ出発したばかり
映画レビュー200本を超えました♪ 月に約8本がDMMレンタルで、 残りは近所のDVDレンタル屋さんで借りてます。
[62]  [63]  [64]  [65]  [66]  [67]  [68]  [69]  [70]  [71]  [72
2024-03-29 [Fri]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007-07-03 [Tue]



レンタル開始日: 2003/08/08
製作年: 2002年
製作国: フランス
収録時間: 103分
出演者: ジェラール・ジュニョ ミシェル・ガルシア ジャン・ポール・ルーヴ アレクシア・ポルタル ジュール・シトリュク

監督: ジェラール・ジュニョ




ジェラール・ジュニョによる監督・脚本・主演で贈る、感動作。ナチス占領下のフランスを舞台に、ユダヤ人の子供との交流を通して周囲に流されることなく自分の尊厳を守り抜こうとする主人公の姿を描く。


<「ソーセージは?」「いらなーーーい」>

1942年夏、ナチスによって大勢のユダヤ人が捕虜となります。
シモン少年の家族も密告者によって捕らえられるのですが、自力で逃げ出して同じアパートの住人であるバティニョールおじさんに匿ってもらいます。

人々の中には、ドイツへの積極的な協力者(密告など)や、亡命ブローカー、密かにユダヤをかばうものなどいろいろなのですが、恐らく多くの人々は「気の毒とは思うけど、自分には関係ない。関わりたくない」という考えだったとと思います。

バティニョールおじさんもその1人。最初は。

シモンに加わって2人の従姉妹が加わり、物語は暗さを感じさせません。
子供特有の無邪気さで、見ているほうはハラハラさせられどうし。
シモンの利発ささえ、スリルを感じさせます。
彼らの愛らしさは、捕まればガス室送りになる運命を背負っているようには感じさせないのに、その不安は私のどこかにベッタリと貼り付いて目を離すことができませんでした。


特に感動したのは、おじさんがフランス警察に立ち向かう場面。
ともすれば自分の人生にさえまっすぐ立ち向かったことのなかったバティニョールおじさんが、大きな敵に向かっていく場面は何度見てもアツくなります。
草原を歩く4人の姿もとびきり、幸せで哀しく美しい場面ですね。

朗らかで楽しいシーンが、かえって理不尽な現実の辛さを際立たせたように思います。
PR
COMMENT
Name
Title
Color
Mail
URL
Text
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
TRACKBACK
TrackbackURL:
引越しのおしらせ
jyony (11/23)
『アポカリプト』
よよ(ラムでもアリ;; (05/10)
『アポカリプト』
Jyony (05/09)
『ハウルの動く城』
Jyony (05/09) 返信済
『親切なクムジャさん』
Jyony (05/09) 返信済
『蝿の王』
IIWorld (05/04) 返信済
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
くまんちゅう (04/10) 返信済
『あるいは裏切りという名の犬』
non (04/07) 返信済

Copyright © 汽車はまだ出発したばかり All Rights Reserved.
PhotoMaterial by Kun  Template by Kaie
忍者ブログ [PR]